2023.04.22映画の物語の起点となった浪江町の役場に、富田清役の斉藤暁さん、プロデューサーの青木清光が表敬訪問!

2023年4月22日、当映画のメインキャストの俳優・斉藤暁さんと青木清光プロデューサーが浪江町役場を表敬訪問しました。

浪江町表敬訪問

左から青木清光プロデューサー、山本邦一副町長、斉藤暁さん、浪江町公式キャラクターうけどん

震災の記憶を次の世代に語り継ぐアニメーション映画となる本作について青木プロデューサーは「今も多くの方の避難が続いている中、この出来事を西澤監督が『忘れてはならない』という使命のもと、大人でも子どもでも身近なアニメーションで表現し製作させていただきました」と経緯を説明。
「浪江町の食堂を題材としたり、浪江町の駅前などをリアルに表現するにあたり、役場の方たちや関係者の方たちにお写真や資料をご提供いただき、お話を聞かせていただき、参考にさせていただきました。また、公開にあたりプロモーションなどで役場の方やうけどんにもご協力いただきありがとうございました」と感謝を伝えました。

浪江町表敬訪問

表敬訪問は浪江町役場町長室にて実施

福島県出身の斉藤暁さんは、震災当時、東京のスポーツクラブにいらっしゃったそうで「家に帰ってテレビをつけたら津波の映像が流れていて信じられなかったですね。見ながら自分の足が震えているんですよ。僕は映像を見て怖かった。現場にいた方は言葉にできないくらいもっと怖かったと思う。だって人や町がなくなるんだもん」と被災者の方々を思いやった。
「この映画は震災を風化させないということが一つの趣旨になっていると思うんですけど、あの怖さは忘れたい。その忘れたいことと、忘れちゃいけないことが必ずあるんですね。この映画はその間に立っていると思いますね」と本作の存在意義を熱く語られました。

浪江町表敬訪問

本作の意義を熱く語る、斉藤暁さん

そして、浪江町副町長の山本邦一さんは「東日本大震災から12年が経過し、私自身も含めて当時の記憶が薄れてきております。
こうして映画という一つの記録として残していただくことは非常に重要なことだと思っております」と力強く語られ、「ワオ・コーポレション様におかれましても、これからも町民の心の復興にご協力いただければありがたいです」と温かいお言葉をいただきました。

浪江町表敬訪問

本作に力強く理解を示す、山本邦一副町長

また、山本邦一副町長は、避難所でペットと一緒にいる事ができなかったそうで、「ペットを連れてきた方はなんとか自分の車を確保し、車の中で寝泊まりしていました」と回顧されました。
ご自身も被災された際、本作の内容と同様にペットの犬と離れ離れになってしまったそうで「私の犬はビーグルという猟犬ですので、なんとか自分で頑張っているのではないかと思います」と希望を胸に抱いておられました。

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